2024.06.06
みなさん、こんにちは。
私はマイレジストリ事務局の事務局長をしております、国立精神・神経医療研究センターの吉村直記と申します。
この度、本HPにてコラムを配信することにいたしました。
今回は、ご覧いただいている研究「マイレジストリ」の取り組みについて簡単にお伝えしたいと思います。
みなさまは、精神科の診断は何で決まるかご存知でしょうか?
採血・MRI・心理検査などの検査をイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は精神科の診断は医師の問診から得られる臨床情報から決められていて、体の病気のように血液検査の結果で「ある数値が高かったらこの病気」と決めることが難しいのです。
そのため、なかなか病気の原因が分からなかったり、患者さんにとって良い治療方法がすぐに見つからなかったりする・・・みなさんももしかしたらそんな経験があるかもしれません。
このように心の病気はまだまだ分からない部分がたくさんあるのです。
そこで、この研究ではみなさまからカルテの情報や、血液検査・MRI、アンケートなどを通してたくさんの情報を集め、その情報をいろんな研究に役立てていただき、心の病気について解明していこうという目的で行っています。
みなさまからいただいたデータを大切に使わせていただき、心の病気について解明していく。
そして、いずれみなさまの治療や生活に生かせるようにしていきたい、そういう風に考えています。
今回はこの研究に関してお伝えしましたが、今後はみなさまの生活に役立てていただけるような情報を発信していきたいと思いますので、ぜひこのページを定期的にチェックしてみてください。
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