2026.01.30
日本人およそ9万5千人を5年間追跡し、飲み物の種類とうつ病のなりやすさとの関係を調べた研究があります。
もともと大きな病気やうつ病のない40~74歳の人たちに、砂糖入りの飲み物や炭酸飲料、野菜ジュース、果汁ジュース、甘いコーヒー、ブラックコーヒー、緑茶などの摂取量をアンケートでたずね、5年後の気分の状態を調べました。その結果、砂糖入り飲料(3.6%)や炭酸飲料(3.5%)、野菜ジュース(2.3%)、果汁ジュース(2.4%)、甘いコーヒー(2.6%)をよく飲む人は、飲まない人に比べてうつ病になりやすい傾向がみられました。
一方、ブラックコーヒーをよく飲む人では、うつ病のリスクがやや低くなる傾向がありました(-1.7%)。では、なぜそのような違いがあるのでしょうか。
ドイツで行われた別の調査でも、ソフトドリンクをよく飲む人ほど、うつ病になっている人が多く、気分の落ち込みも強いことがわかりました。さらに、ソフトドリンクを多く飲む人では、腸の中に「エッガーテラ(Eggerthella)」という菌が増えており、この菌が気分の悪化に関係していることも報告されています。甘い飲み物に含まれる砂糖や人工甘味料が腸の環境を乱し、体の炎症を起こしやすくする可能性があります。
こうした変化が脳の働きにも影響して、気分の不調につながると考えられます。甘い飲み物を控えることは、心の健康を保つための一つの工夫になるかもしれません。
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